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ポケモンWCS2010 ゲーム大会東京Aレポート

ポケモンワールドチャンピオンシップス
二度目の開催となる、ポケモンのゲームとカードゲームの世界チャンピオンを決める公式大会・ポケモンワールドチャンピオンシップス(以下、WCS)。日本代表決定大会においては、前回追加で開催されたラストチャレンジ予選が最初から設定され、エリア予選が廃止されている。世界大会は8月にハワイで行われる。
ゲーム大会は「ポケットモンスターハートゴールド・ソウルシルバー」を使用、ルールは「フラットバトル」の「ジーエスカップ」に準ずる。前回使用できなかったミュウツー、ルギア、ホウオウ、カイオーガ、グラードン、レックウザ、ディアルガ、パルキア、ギラティナは、2匹まで手持ちに入れられるようになった。
都道府県予選の応募者全員に、色違いの銀のイーブイ、ホウオウとルギアのカードがプレゼントされる。

伝説ポケモンが解禁されたことで、ポケモンの選択の幅が今まで以上に狭まることが予想される。モチベーションの上がらないムラサキ博士は一応応募…………当選し、今回も参加することになった。


予選ラウンド
2010年2月14日日曜日、私はサンシャインシティ・コンベンションセンターに来た。出場するのは、ゲーム大会47都道府県予選東京AカテゴリーB(1997年12月31日以前生まれ)だ。集合時間は8時30分と早く、眠い目をこすりながら会場に向かう。
2階のホールには物凄い数の人が並び、その列は会場のある3階へと続いている。受付でだいすきクラブカードをリード、身分証を提示して選手証を受け取り、手荷物検査を受け、金属探知機をかけられる。やはり大仰な気がする。受付が完了したころには50分が経っていた。3回の対戦でステッカーがもらえるバトルスタンプラリーというイベントも開催されるそうだ。
入口
入口
ゲーム大会
ゲーム大会


さっそく予選ラウンド参加受付の列に並ぶ。整理券の番号は758だった。参加者数はのべ1024名らしい。前回の2倍だ。
今回の4体。基本的には前回の流用になる。どうせ解禁されたのなら、日ごろ活躍の機会のないギラティナに日の目を見せてやりたいと思い、ヨノワールと入れ替えてみた。水・氷にめっぽう弱く、カイオーガやルンパッパといった雨パーティが怖い。
今回は参加者全員にDSカードのチェックがあると聞き、念のため不特定多数と通信していないソウルシルバーを使用した。チェックは欠かさないようにしているが、万が一不正なポケモンが紛れ込んで失格にでもされたらかなわない。
ディーネ(メタグロス、意地っ張りな性格、Lv.50)+先制の爪/プラチナのシナリオ攻略メンバー
ベルりん(ギラティナA☆、うっかりやな性格、Lv.50)+食べ残し/プラチナ出身
ドレイク(リザードン♂、臆病な性格、Lv.50)+ヤタピの実/エメラルド出身
フォウ(ガブリアス♀、陽気な性格、Lv.50)+広角レンズ/ダイヤモンドのシナリオ攻略メンバー

BGMは戦闘!トレーナー(ジョウト)だ。私の番が回ってきた。DSカードのチェックはなかった。対戦台につき、白い箱型の機械にDSカードを挿す。相手は大学生くらいの男だ。
こちらはディーネとベルりんを、相手はカイオーガとルンパッパを出す……見事なまでに最悪の展開だ。雨が降り出す。カイオーガの潮吹きを受け、ディーネが倒れた。潮吹きとルンパッパのハイドロポンプを耐えたベルりんはカイオーガに雷を撃つ。
ドレイクを出す。そのドレイクも先制の潮吹きに倒れた。この素早さはこだわりスカーフ持ちだ。ハイドロポンプは外れ、ベルりんは雷でカイオーガを倒した。
こちらはフォウを、相手はユキノオーを出す。天候はあられに変わった。ユキノオーが氷のつぶてを撃ち、なんとか耐えたフォウはドラゴンダイブで反撃する。しかしルンパッパが吹雪を放ち、ベルりん、フォウともに倒れた。やはり相性が悪すぎた。対策はほぼ放棄していたので当然の結果だ。
選手証にサインし、場を去る。10時10分、ムラサキ博士のWCS2010は予選ラウンド1回戦敗退にて終わりを迎えた。
博士
ディーネ(メタグロス、Lv.50)
ベルりん(ギラティナA☆、Lv.50)
ドレイク(リザードン♂、Lv.50)
フォウ(ガブリアス♀、Lv.50)
そら
カイオーガ(Lv.50)
すいすい(ルンパッパ♂、Lv.50)
ポーン01(ユキノオー♂、Lv.50)
ミュウツー(Lv.50)
関係ないが、当日はバレンタインデーだ。試合前にチョコレートを食べ、その香りで非モテ系男子の判断力を鈍らせようという姑息な手を用意していたのだが、実行する間もなかった。


その後
バトルスタンプラリーは14時30分からの予定ということで、それまで時間をつぶさねばならない。2階に参加者プレゼントを受け取りに行く。ソウルシルバーに不思議なカードを受け取り、ポケモンカード、プレイマット+チラシをもらった。イーブイは今大会のフラット制を意識してか、未進化でありながらレベルは50になっている。
イーブイ(☆♂、がんばりやな性格、Lv.50)+クラシックリボン+気合のタスキ/WCS(♂、ID01110)
ポケウォーカー通信コーナーも併設されている。スタッフさんのほか、参加者6人と通信した。横にはモニタがあり、ポケモンレンジャー光の軌跡のデモが流されている。
出口では必要に応じて再入場用のスタンプを押すようになっている。まだ相当時間があるが、前回のことを考えればずっと中にいたほうがいい。3階に戻る。


カテゴリーB・予選ラウンド
カテゴリーB・予選ラウンド
カテゴリーA・予選ラウンド
カテゴリーA・予選ラウンド
カテゴリーBの後に始まった、カテゴリーA(1998年1月1日以降生まれ)の予選ラウンドをモニタで観戦する。ポケモンはバラエティに富んでおり、行動は大胆だ。カテゴリーBとはまた違った面白さがある。
持ってきたこしあんパンと緑茶で昼食にする。食後、ハートゴールドでユニオンルームに入る。人は多いが、応じてくれる人はなかなかいない。挨拶や交換をし、ニューラ♂Lv.1、ミズゴロウ♂Lv.1、ドーミラーLv.5+オッカの実を手に入れた。物販コーナーはカードゲーム商品のみだ。

13時30分になり、予選ラウンドを勝ち抜いた両カテゴリー各128名が集合する。いよいよ決勝トーナメントだ。出場者たちが対戦台につくが、試合は一向に始まらない。何かトラブルでもあったのだろうか?
14時を回り、ようやく試合が始まった。カテゴリーBのモニタが映らない。最初は映っていたカテゴリーAのほうも、しばらくして映らなくなった。なんのアナウンスもない。

空いた場所を使ってバトルスタンプラリーが始まった。私はモニタの前で決勝戦が始まるのを待っていたが、いつまでたっても始まる気配がなく、先にスタンプラリーを済ませることにした。
バトルスタンプラリーには、フリー対戦コーナー・スタッフ対戦コーナー・WCSルールコーナーの3つのコーナーがある。対戦すると勝敗に関係なく選手証にスタンプがもらえ、スタンプを3つ集めると大会オリジナルステッカーがプレゼントされる。
1戦目は一番空いているフリー対戦コーナーへ。相手は小学生くらいの少女だった。対戦の経験が少ないらしく、ルールが決まらない。係の人の提案でWCSルールで対戦することになった。相手のポケモンはレックウザ、カイリュー、リザードン、メガニウムだ。メガニウムがロッククライムを使ってきた。手加減はしたが楽勝だった。ちょっと申し訳ない気分だ。
2戦目はWCSルールコーナーへ。相手は大学生くらいの男、ポケモンはディアルガ、ケッキング、ロズレイド、カイリキーだ。急所が3回も出たりして勝利した。
3戦目はスタッフ対戦コーナーにしようと思っていたのだが、列は既に締め切られていた。ここを最初にすべきだった。コーナーは重複可なので、もう一度WCSルールコーナーへ。相手は大学生くらいの男、ポケモンはレックウザ、ゲンガー、ミュウツー、ドータクンだ。色違いのベルりんに対して反応があって嬉しい。先制の爪コメットパンチでゲンガーを倒したりして勝利した。
結果3連勝。エンテイ・スイクン・ライコウのスタンプを押してもらい、大会ロゴのステッカーをもらった。


16時15分に準々決勝が始まり、準決勝へと続く。BGMは戦闘!ジムリーダー(ジョウト)だ。モニタで観戦する。
17時、専用の黒い機械を挟み、決勝戦が始まった。カテゴリーBはミーサVSしゃろん。BGMは聞いたことがない曲だ。頻繁なポケモンの入れ替えで、天候は砂嵐、雨、あられとめまぐるしく変化する。ミーサがトリックルームで一気に攻勢をかけ、勝負を決めた。緊張感のあるいい勝負だった。2人に拍手を送りたい。
ミーサ
ドーブル(♂、Lv.50)
ディアルガ(Lv.50)
カイオーガ(Lv.50)
ユキノオー(♀、Lv.50)
しゃろん
メタグロス(Lv.50)
ギラティナ(A、Lv.50)
パンデッド(バンギラス☆♂、Lv.50)
ねたまスィ(パルキア、Lv.50)

ゲーム大会表彰式
ゲーム大会表彰式
ゲーム大会の表彰式が行われる。カテゴリーAの優勝者はなんと5歳の少年だった。凄い!両カテゴリーとも地区代表としてがんばってほしい。
相当疲れていたのでポケモンセンターにも寄らず、そのまま帰宅した。


本日のまとめ。戦績がさっぱりでちょっと悔しい。好きなポケモンのみで組んだが、予想されるポケモンや技の対策ができなければ勝つことは難しい。この辺はジレンマだ。
伝説ポケモンの解禁でバトルは派手になったが、先にも書いたように、使えるポケモンがより限られてしまった。
イベントとしては進行がいい加減で、状況の説明もないのが残念だった。会場には選手と保護者しかいないとはいえ、一応観客でもあるのだから、その辺はしっかりとしてほしかったところだ。
まあルールはどうあれ、ムラサキ博士としてはこれからも大会があれば応募し、当選すれば参加するつもりである。

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