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P‐LOG エメラルド編

#45
海上のトレーナーをサクサク倒しつつ、カイナシティに向けて107番水道を進みます。ただ、トレーナーのポケモンよりもはるかにレベルの高い野性のメノクラゲが出てきたりして逃げ切れないこともままあり、頻繁にムロタウンのポケモンセンターに通うことになります。

108番水道にさしかかったところで左手に船が見えてきました。近づいてみるとそれは座礁したまま放置された廃船でした。ポケナビのマップでは「捨てられ船」と表示されています。金属部分の塗装がはがれてボロボロにさび、甲板のいたるところに穴が開いていて、いつ幽霊が出てきてもおかしくない雰囲気です。ワタシは「珍しいポケモンがいるかもしれないから」と自分に言い聞かせ、勇気を振りしぼって中に入ってみることにしました。

おそるおそる壊れた扉をくぐって客室に入りました。室内にはベッドやイスなどの家具がそのまま残されていました。そこでは特に何も見つからなかったので、となりの部屋ものぞいてみることにします。
「ぎゃああぁぁ――!!オバケえぇ―――っ!!!」
「あら、こんなところまで来て、君も物好きね!」
「わーっ!見つかった…って、あれ?」
2人が出してきたホエルコLv.25、タッツーLv.25、ジグザグマLv.25、ラクライLv.25はキラリン(アチャモ♂)とミリア(マッスグマ♀)で手っとり早く片付けました。キラリンはLv.30に、学習装置を持たせているテンペスト(アブソル♀)とブラースト(アブソル♂)はLv.23になりました。
結局のところ、タダの物好きとプチ家出少年でした…

気を取りなおして探検再開です。下の階に降りると、扉に「倉庫」と書かれたカギのかかった部屋がありました。バトルした船乗りの人から聞いたとおり、床に大穴が開いていて船底が浸水している様子がわかる部屋もありました。再び上の階に上がります。
はしゃぎまわっている子供に宝探し気分のカップルと、船内は観光客だらけです。ピカ(ピカチュウ♂)とジョシュ(チルット♂)がLv.30になりました。

いったん甲板に出て階段を上り、ブリッジに入りました。そこにはあきらかに観光客とは違った感じの人がいて、台の上に図面を広げ何やら書き込んでいました。
「あの…何をしてるんですか?」
「クスノキ館長に頼まれてね、この船の調査をしているんだ。ついでに探知機を探してきてほしいって言われたんだけど、見当たらないなあ…」
カイナ博物館の研究員のようです。中を見てまわっていると部屋の隅にカギが落ちているのを見つけました。カギには「倉庫」と書かれています。
ワタシは彼に気づかれないようにそしらぬ顔で部屋を出、いちもくさんに来た道を戻りました。

倉庫の扉のカギ穴はさびています。押し込んだカギを向かいの部屋にあった置物で叩いて無理やり回すと、ロックが外れる音がしました。期待して中に入ると、がらんとした部屋の真ん中あたりには技マシン13「冷凍ビーム」が落ちているだけでした。
これだけぇ〜!?結局、珍しいポケモンもいなかったし……

一度ムロに戻ってキラリンとジョシュを預け、かわりにエレナ(グラエナ♀)とトッド(キノガッサ♂)を引き出しました。108番水道から109番水道へとトレーナーを倒しつつ淡々と進みます。ワタシはダウジングマシンの指し示す砂州に上陸しました。

「やあ、困ったなあ。二人っきりの時間、邪魔してほしくないなあ」
「あたしたちがラブラブだから、ホウエンはあっついのよお!」
うわぁ〜、ベタベタだぁ…
……でも、ちょっとうらやましい。
ラブラブカップルのドクケイルLv.27とアゲハントLv.27はエレナの秘密の力とトッドの頭突きであっさり撃墜しました。砂に半分埋もれていたハートのうろこを拾います。
「やあ、僕たちがここにいること誰にも言わないでくれよ!二人っきりの世界なんだからさ!」
「ねえ、リキ。あたしのこと怒ってない?怒っちゃいやよ」
「ハイハイ、ワタシは消えまーす…」

長い長い海路もようやく終点、カイナの砂浜に到着です。ミリア、トッドはLv.30、エレナはLv.29に、テンペストとブラーストはLv.26になっていました。

そこにいるはずのハギ老人とピーコちゃん(キャモメ)の姿はどこにもありませんでした。
どこかで行き違いになってしまったのでしょうか?それともどこか遠くへ旅に出てしまったのでしょうか?まさか事故とか……心配です。

おこづかい141400円  プレイ時間068:07  ポケモン図鑑059匹  バッジ5個
ゲットしたポケモン/なし



#46
カイナシティから110番道路を通ってキンセツシティにやってきました。まだゲットしていなかったバルビートを探して117番道路の草むらを歩き回ります。
ちょっと頼りない感じのするジョシュのトレーニングもかねてつつくのPPが尽きるまで粘りましたが、出てくるのはイルミーゼばかりで結局ゲットできずじまいでした。おかげでジョシュがLv.31、アブソル姉弟がLv.27になりましたが…もう育て屋にイルミーゼを預けてタマゴからかえしたほうが早いです。

そういえば、キンセツジムリーダーのテッセンさんが道の真ん中でうろうろしていますね。以前からずっと気にはなっていたのですが、いままで放っておいたままになっていました。

「こんにちは、テッセンさん!」
「おお、ハカセちゃん。元気にしておるのう。わっはははは!いいことじゃよ!」
「はい!テッセンさんもお元気そうで」
「よしっ!決めた!ハカセちゃんにお願いをするぞい!実はこのキンセツにはニューキンセツという地下都市がある。で、ハカセちゃんにはそこの発電装置のスイッチを切ってきてほしいんじゃよ!」
「スイッチですか。それくらいのことなら別にかまいませんけど…でも、テッセンさんって電気の専門家なんですよね?ワタシそういうの詳しくないし、テッセンさんが自分でやったほうがいいような…」
「(最近、発電装置が暴走気味で何かと危ないからのう)」
「え?いま何か言いました?」
「ほら、これがニューキンセツの扉を開けるカギじゃ!なーに、おまえさんなら大丈夫じゃ。ちなみにニューキンセツの入口は110番道路で波乗りをしてすぐのところにあるからのう。では、よろしく頼んだぞ!わっはははは!」
なんかヤな予感が……

「発電装置」と聞いてカントーの無人発電所の例もあるし、電気ポケモンの出現が予想されるので、あらかじめ飛行タイプのジョシュを抜いてかわりに草タイプのトッドを入れておきました。
サイクリングロードのゲート前から波乗りで進むと、小さな島が見えてきました。あれがニューキンセツの入口でしょうか?看板には赤と青の字で何か書かれています。
『アクア『マグマ団参上!』』
あ、なんかめまいが……
アタマの悪い落書きでかなり気分が盛り下がりましたが、気を取り直して進むとサイクリングロードの下をくぐった先に岬が見えてきました。そこにある岩山に人が通れそうな横穴が開いています。今度こそ間違いなさそうです。

上陸して横穴に入ると内部は意外と広く、正面に鋼鉄製の巨大な扉がありました。さっそくテッセンさんからもらった地下のカギをカギ穴に差し込んで回すと、重々しい音を立てて扉が持ち上がりました。扉の厚みは1m近くもあり、まるでシェルターのようです。

扉の先にあったのはさまざまな機械が置かれた何かの研究施設でした。地下都市という話でしたが、人気というものがまったく感じられません。いるのはコイルやビリリダマばかりです。ピカの静電気を感じ取ったのか、こちらに近寄ってきたビリリダマLv.23とコイルLv.24をゲットしました。
あたりを調べると床にスイッチがあり、それを踏むと通路の隔壁が上がるようになっていました。まわりの電気ポケモンたちを刺激しないように慎重に先に進みます。ときどきアイテムボールのふりをしているいたずらもののビリリダマがいたりしてビックリさせられます。
奥に進むにしたがって次第に部屋の中が暑くなってきました。もう悪い予感しかしません…

巨大な発電装置が目に入りました。振動に混じって異音が聞こえ、近寄りがたいほどの強烈な熱気が伝わってきます。おまけに火花まで飛んでます。
オカシイですよぉ、テッセンさぁ〜ん!!(嘆)
スイッチ、スイッチと…あ、あった!でも、「押したとたん大爆発」なんてことはないだろうなぁ……
「…ポチッとな!」
スイッチを押すと発電装置は無事停止しました。

「テッセンさんっ!どういうことですか!?もうちょっと遅かったら死んでるところでしたよ!!」
「わっはははは!さすがはハカセちゃん!おまえさんに頼んで正解じゃったよ!これはお礼じゃ」
技マシン24「10万ボルト」をいただきました。
「ナーニが『おまえさんに頼んで正解じゃったよ』よぉ!フーンだ!!」
「わっはははは!若者の頼もしい姿を見るのは喜ばしいことじゃな!」
また笑ってごまかされましたとさ。

おこづかい141650円  プレイ時間069:35  ポケモン図鑑061匹  バッジ5個
ゲットしたポケモン/コイル、ビリリダマ



#47
しばらくのんびりとしていましたがそろそろ次の町、ヒワマキシティを目指すことにします。
118番道路を横断する河口を波乗りで渡りきったところに釣り人がいて、その人からいい釣り竿をいただきました。さっそく糸をたれてみましたが、釣れるのは高レベルのコイキングばかりで、たまにメノクラゲがかかる程度でした。ボロの釣り竿との違いがいまいちわかりません。

トレーナーを倒して先に進むと、以前111番道路で出会ったインタビュアーのマリさんとダイさんが立っていました。恒例の突撃インタビューの相手を探しているようです。
「こんにちは〜!」
「あ!あなたはこのあいだのハカセさん!よーし、どのくらい強くなったかさっそく勝負開始よ!」
「あ、やっぱり……じゃ、お願いしますね!!」
ゴニョニョは進化してドゴームLv.27に、コイルはLv.27になっていました。ワタシはキラリンとトッドを出してマッハパンチと火の粉でそれぞれ一撃で倒し、見事に勝利しました。

「『さわやか』! 覚えてる?前に戦ったとき、あなたが言った決めゼリフよ。私たち、ちゃーんと覚えてるんだからね!」
「わぁ〜!そんなことまで覚えててくれたなんてホント、うれしいです〜!!」
「ところでどう?またインタビュー受けてみる?」
「はい、もちろん!」
「ほんと!?ありがとう!じゃあ、戦いの後の感想をビシッと一言でどうぞ!」
「そうですね…もうなんていうか『完璧』でした!そうとしか言いようがないです」
「んー!最高の決めゼリフね。なんかいいテレビ番組ができそうな予感!もしかしたらこのことをテレビで放送するかもしれないからテレビのチェックを忘れないでね!それじゃあ、またどこかで!あなたのこと注目してるわ!」
「さすがだな!いい映像を撮ることができたよ!」
「は〜い、また会いましょうね〜!」

118番道路を東へ向かって歩いていると、何の前触れもなく目の前に人が飛び降りてきました。ワタシはきれいに着地を決めた彼の突然の登場に、一瞬何が起きたのかわかりませんでした。

「やあ、ハカセちゃん!ムロタウンの洞窟で会ったダイゴだよ!」
「……ダイゴさん!!お久しぶりです!」
「あれから君は、どれだけたくさんのポケモンに出会ったかな?この広い世界にはさまざまなポケモンがいるんだ。好きなタイプのポケモンばかりを育てるのもいいだろう。あるいは、いろんなタイプのポケモンを育てるのも楽しいだろう」
「はい」
「…君はポケモントレーナーとして、どう考えてる?」
「は、はい!ワタシは……」
ふと、あのときのモモカ(ルビー2)の言葉が脳裏をよぎりました。「理屈ばかり言うのは愛が足りない証拠よ!」というその言葉は今もワタシの心に深く刺さったままです。ポケモントレーナーとしてのポリシー、そんなことについて考えたことは今まで一度だってありませんでした。

「ええと、ええっと…………あっ、そうだ!ダイゴさんは」
ダイゴさんは、ワタシが質問を質問で返そうとするのを途中でさえぎるように、ワタシの肩に手を置き、首を横に振りました。
「僕が、気にすることじゃないけどね。じゃあ、また会えるといいね」
彼は去っていきました。
ワタシはいつの間にか、問いかけから逃げようとしていました。
他人(ヒト)の答えは他人の答えでしかない…
自分で答えを見つけ出さなきゃ意味がないんだ!

そうなんですよね、ダイゴさん!

おこづかい147834円  プレイ時間070:14  ポケモン図鑑061匹  バッジ5個
ゲットしたポケモン/なし



#48
トレーナーを倒して東にずんずん進んでいきます。オボンが生えていたので実を摘み取りました。ここまで来ると野性ポケモンのレベルも20台半ばとかなり高く、マッスグマやライボルトといった素早いポケモンが多いので注意が必要です。ライボルトLv.26をゲットしました。

123番道路でエリートトレーナーと短パン小僧とのダブルバトルになりました。相手はアブソルLv.27とカイロスLv.27を繰り出してきました。同じアブソル使いとしてライバル心を燃えあがらせたワタシは、すでに出ていたキラリンとミリアをテンペストとブラーストに交代させました。
まずは2頭共に剣の舞を舞って攻撃を高めます。テンペストは電光石火を受けながらも相手のアブソルをつばめ返しの一閃で返り討ちにしました。硬くなるでブラーストのつばめ返しをしのいだカイロスがテンペストにリベンジを仕掛けてきましたが、彼女はギリギリで持ちこたえ、姉弟そろっての電光石火の二連撃でカイロスにとどめを刺しました。2頭はLv.28になりました。学習装置はもう卒業です。
テンペストとブラースト、その戦いぶりにワタシは妙な胸騒ぎを覚えました……何も起こらなければよいのですが。

『木の実名人の家』
家のとなりには広い畑があり、木の実がたわわに実っています。ここならトモカ(ルビー1)から頼まれている木の実について、何かわかるかもしれません。

「わしは木の実名人と呼ばれておる。わしは世界中を美しい花で埋め尽くそうと木の実を育てて、そして配りまくっておるのじゃ。君にも木の実を分けてあげよう!…ほれ、遠慮せずにもうひとつ!」
マトマの実とラブタの実をいただきました。さすが名人、太っ腹です。
「ありがとうございます!」
「カナズミの近くにあるサン・トウカというフラワーショップもよろしくの。世界に花を咲かせましょう!」
「じいさんの木の実の育て方は、そりゃあ世界一じゃ。わしも鼻が高いわい。ところであんた、いい言葉を聞いたことがないかい?」
「いい言葉ですか?……そうだ!」
「ポケモンゲット かも」
「決めゼリフっていったら、やっぱりこれかも!」
「おお!なかなかよい言葉じゃ。あんたもたいしたもんじゃ。ほれ、これを持っていきなされ」
オレンの実をいただきました。
「孫たち4人もじいさんをしのぐ大物になるじゃろうて。人生、楽しいことが尽きんのう!」

ちょうどあの番組が放送中でした。
『トレーナーを求めて』
『はーい、私はいま118番道路に来ています!今日はここで新しい才能を発掘しようと思います!今日、私が注目したトレーナーはハカセさん!私はこのトレーナーに何かを感じます!ハカセさんとは前に戦ったことがあるのですが、確実に前より強くなっている感じがします!さっすが私の注目したトレーナー!さて、トレーナーの実力を見るには…戦ってみるのがいちばん早い!さっそく調査を開始します!』
『……というわけで戦ってみたのですが、見事にボコボコにされました!ハカセさん、やたら強いですね…で、戦った感想を言わせてもらいますと……わたくし自信をなくしてしまいました。一回も攻撃するひまもなく、すぐに負けてしまいました。ああ、グスン……でも、ハカセさんの戦いは一見の価値ありです!自信のあるトレーナーは一度戦ってみることをおすすめしますよ!対戦のあと、ハカセさんにいまの対戦の感想を聞くと、「完璧」って答えてくれました。ハカセさんのポケモンのキノガッサとアチャモ、そして「完璧」……んー!!なんか意味の深い言葉よね!やはりいいトレーナーはいいことを言ってくれますね。さて、それじゃあまた次回の放送でお会いしましょう!』

「ところで、ちょっとお聞きしたいんですけど…」
探している木の実について説明すると、名人はにっこり笑って窓の外を指差しました。

畑に出てみるとザロク、ウブ、タポルが植えられていました。木の実リストを確認してみます。
『No.25 ウブの実:ポケモンがちょっとなつくが、特防の基礎ポイントが下がる』
これです!これこそトモカから頼まれていたものに間違いありません。さっそく名人の畑をお借りして栽培することにしました。
いままで本当にトモカに頼りっぱなしでした。借りは返しとかないとね。

おこづかい156370円  プレイ時間071:37  ポケモン図鑑062匹  バッジ5個
ゲットしたポケモン/ライボルト

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